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意外と近い!? 塩尻市
塩尻市は長野県中部に位置し360度を山に囲まれた自然豊かな地方都市です。 東京からなら特急あずさ1本で2時間半、名古屋からも特急しなの1本で2時間半の距離。 福岡・神戸・札幌から信州まつもと空港への定期便も出ています。 現在の人口は7万人弱ですが、昔からの交通の要衝で、古代から続く「塩の道」と呼ばれる千国街道や三州街道、秋葉街道などの終着点だったので「塩尻」という地名がついたと言われています。
文化財一覧
奈良井宿
街並み
奈良井宿は中山道六十九次(なかせんどうろくじゅうきゅうつぎ)中34番目に位置する、中山道(なかせんどう)のちょうど真ん中の宿場町です。宿場では、通常は檜物細工、塗物、塗櫛などの木工業を主とする生業が行われ、大名行列などの大通行の際には、臨時的に宿泊や休息などの旅籠としての責務を果たしていました。木曽(きそ)11宿の中で・・・
木曽平沢
街並み
木曾平沢は、江戸幕府により整備された中山道沿線にあり、隣接する「奈良井宿」の枝郷として形成された集落です。江戸時代より日常什器を主とした漆器業で繁栄し、明治期以降も本堅地漆器の製造技術を導入するなど、技術革新によって成長してきました。昭和50年(1975)には「木曽漆器(きそしっき)」が経済産業大臣指定伝統的工芸品に指・・・
中村邸
住宅
旧中村家住宅は奈良井宿において塗櫛(ぬりぐし)問屋を営んでいた建物で、建築年代は天保14年(1843)頃とされています。主屋は、片側に表から裏に抜ける「土間」を通し、土間に沿って居室を一列に並べた間取りを持つ、奈良井宿の典型的な町家造りの家で、表構の意匠などもこの地方特有の建築形態をよく伝えています。また、主屋の背後に・・・
上問屋手塚家住宅
住宅
手塚家住宅は天保11年(1840)に建てられた建物です。宿駅には幕府の役人や諸大名・その他の旅行者用のために、幕府の定めた一定数の伝馬(てんま・宿駅用の馬)と歩行役(人足)とを定備しておき、旅行者の需に応じていました。これを宿駅制度(宿場・伝馬制度)といいます。木曽11宿には1宿につき25人の歩行役と25疋の伝馬を用意・・・
木曽塗の製作用具及び製品
資料
日本では全国各地に特色ある塗物の産地が形成され、洗練された漆芸を生みだすとともに、人々の生活に器物用具類を供給してきました。木曽塗の産地、楢川(ならかわ)もその一つで、主に檜材を用いた曲物木地と桂材を用いた指物による木地の産地として知られています。「木曽塗の製作用具及び製品」は、1991年に 3,729点が国重要有形民・・・